宅建試験が難化傾向にあるって本当?!
結論としては『ほぼNO!』です(^ ^)w
宅建試験が世間で騒がれているほど難しくなっているという事実はありません。
なぜかというと合格率において例年と比べさほど大きな変化が見られないからです。
合格率は15%〜17%の間で今まで通り推移しています。
受験生であればご存知の方も多いと思いますが、2016年度の試験から宅建主任者から宅建士へと名称が変わりました。
これは事実上の宅建資格の格上げと言えます。
なのでその際にたくさんの噂やデマが飛び交いました。
・今年から合格率を10%前後に合わせてくる。
・現存の宅建主任者は宅建士になるために簡易な認定試験を受けなければならない。
・今年から出題傾向がガラリと変えられる。
・宅地建物取引士試験の最終合格率は 5%前後ととなる。…etc
しかし、2016年度の試験、蓋を開けてみればなんてことはなく、例年と同じような合格率でした。
「いや、移行後すぐに難しくすると例年との格差ができてしまうから来年からでは?」と警戒感が高まりましたが2017年度の試験もやはり同じような内容でしたw
そういった警戒感や憶測が’’難しくなっている’’という錯覚を起こさせているのではないかと思います。
宅建が難くなっていると過剰に煽っている真犯人は誰か?
さらにぶっちゃけてしまうと、、、
じつは世間に ’’ 宅建 が難しくなっている’’と思わせることで得をする人たちがいるんです。
それは資格学校など受験ビジネスに携わっている人々です。
彼らからすれば、、、
・試験が難しくなっている
↓
・独学では難しい
・競争が高まる
↓
・申込者が増える
簡単に言うとこんなふうな仕組みになっています。
そして資格学校などを紹介し広告を得ているブログやサイトの運営者が情報を拡散することで、やはり同じように利益をあげられるという仕組みが成り立っています。
だから’’難しくなっている’’という情報が過剰に発信されてしまうのです。
ただし!難しくなっているという事実も否めない!
冒頭で『 ’’ほぼ’’ NO! 』と述べたように、世間で騒がれているほどではないが、やはり若干の難化傾向は確かにあるように思います。
というのも、出題形式に明らかな変化が見られるからです。
それは古い過去問と近年の過去問を比較してみるとわかりやすいです。
2014年以前の過去問と比較するとすぐに気がつきますが、より確かな知識がないと選択肢を最後の一つに絞れない、つまり運任せだと得点が伸びないような工夫がされています。
具体的に言うと、、、
古い過去問だと単純に「正しいものはどれか」だったのが、最近の過去問では「正しい組み合わせはどれか」といった具合に改良され、受験生が本当に理解しているかを問いたい出題者の意図が明確に反映されるようになりました。
※ここらへんは古い参考書や、中古のテキスト、過去問を利用している方は注意してください。
また、宅建業法など数年前は満点を狙えたような科目が、2017年の試験から明らかに難しくなりました。
とはいえもちろんこれは受験生全員が平等に頭を悩ます問題であり、合格率の格差を生むものではありません。
なので一概にこれらが試験が難しくなった要因とは言えませんが、受験生からすれば精神的な負担が増え たと感じてしまうはずです。。
最後に今後の宅建試験の難化の傾向について一言だけお伝えさせてください。
宅建(旧主任者)試験の合格率は90年代には14%程度台でした。
なのでこの程度まで合格率が下がる可能性は十分に考えられますし、宅建士への格上げに伴い今後は徐々に合格率が抑えられる可能性も拭いきれません。
大げさな情報に警戒する必要はありませんが、早めに受験する方が無難であることは間違い無いでしょう(^ ^)。
ただ、しっかりと理解するという王道の勉強法は今までもこれからも変わることはありません。
どうか周りの情報に振り回されることなく、自信を持って勉強に取り組んでください(^^)/
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Q :ぶっちゃけ宅建合格には何を利用するのが一番近道ですか?
「U-CAN」 えっ?!ホントにユーキャンの宅建講座でいいの?!